新作ゲーム『NEW』 2014.3.1
製品名に日本語の名前「Fuer」(ふえ〜る)を追加しました。3/18

Fuer(Extension)

ふえ〜る(エクステンション)

久しぶりに自分好みのゲームが完成しました。プレー感をとっても気に入っています。
インパーシャルゲームの要素が混在しているので、一見では優劣の状況判断が見分けずらく、 1手ごとにお互いのチェックが変わります。 通常の四目並べとインパーシャルゲーム五目並べの要素が混在している何とも不思議なゲーム感覚です。

ゲーム「Extension」

ゲーム名からも推察できるように、1手ごとにスペースタイルを置き持ち駒を配置するスペースが拡張されてゆく駒並べゲームです。
自駒だけで4目並べば勝ち。(パーシャルゲーム)
自駒敵駒関係なく5目並べば勝ち。(インパーシャルゲーム)
の2つの異なるゲーム要素が混在している変則駒並べゲームでもあります。
スペースタイルの配置場所によって持ち駒の配置方法が制御されるのでスペースタイルの配置はとても大切な 戦略となります。 また手番の合法手がなければ負けになりますので陣取りゲームの要素も加わっています。

見た目は簡単に勝てそうなのですが、ボードの状況判断が難しいため、最初はポカが多く5手〜10手程度ですぐにゲームが終わります。 慣れて来て状況判断が出来きるようになると15手前後のプレーになります。
熟練者が数手先まで考えて決して負けないようにプレーすると25手程度の手数で終わるゲームです。

ゲーム「Extension」 実はこのゲームを作るきっかけは、今年1月にオランダ人ゲーム作家の「Fred Horn」さんから ご自身考案の新作ゲーム紹介のメールをいただき、1月のアブストラクトゲーム会で皆さんに紹介したことでした。
Fredさんのゲームは「DROMMELS」と言って両面色の異なるオセロ駒を使うインパーシャルな四目並べゲームでした。

左の写真はその時のゲーム会で紹介している模様です。
Hornさんのゲームに興味の有る方はルールPDFがありますので、ここクリックしてご覧になってください。
ゲーム会でのレヴューや参考意見の中にいつくか駒に関する提案がありました。 その一つがリバーシブルのオセロ駒を使用する代わりに、六角形のスペースタイルを使い、 駒をひっくり返す変わりに色タイルを置くのはどうでしょうというものでした。
これだとプレー中に駒の配列が崩れたりしないので、煩わしく無くプレーに集中できます。
下の写真は「Fred Horn」さんに送った参考写真です。
ボードが無くても駒の配置が崩れないように六角形のスペースタイルを使った解説画像。
ゲーム「DROMMELS」 ゲーム「DROMMELS」
Hornさんにレヴューを書くために色々とテストプレーをしていて思ったのですが、 インパーシャルゲームとしての四目並べは少々退屈な感じがしました。 ボードが拡張することがその退屈さを和らげていましたが、それでもストラテジーゲームとしては退屈でした。

その時このタイルを使いながらふとアイデアが浮かびました。
ボードが拡張する特徴と、インパーシャルな駒並べ要素を取り込んだ新たな発想の駒並べです。
ボードが拡張する、駒を置く、動かす、パーシャルとインパーシャルの駒並べの並立というアイデアです。
最初は105マスの大きなボードを作り、5目と7目が勝利基準でテストプレーすることから始めました。 そうするとどうでしょう。ゲームがなかなか収束しないのです。
そこでボードを狭くして39マス、勝利条件を4目と5目で試してみました。
これでもゲームはなかなか収束しませんでした。
基本アイデアは面白いのに、実際のゲームはいま一つ面白くないのです。
原因を色々と考えましたが、初期配置のスペースタイルの数と形状が非常に大切であることに気が付きました。 最終的に9個のスペースタイルを菱形に並べる初期配置が最適なことがわかりました。そこでボードのマス数も45マスと 少し拡大して左右対称のバランスをとったデザインにしました。

カミサンと何度もテストプレーをしてみましたが、イケてるではありませんか。
ボードも小さく、一見単純で簡単そうに思えるのですが、なかなか一筋縄ではいきません。 インパーシャルゲームの要素が入っているために、ゲームリーチが手番ごとに変わります。 ちょっと気を抜くと相手のチェックメイトを助ける手になったりします。
そして完成したのが今回考案の「Extension」です。

ボード図をホームページ上に用意しましたので、是非プリントアウトしてゲームをしてみてください。
3種類の駒を用意すれば大丈夫です。スペースタイルは六角形でなくても問題はありません。

ボードデザイン・初期配置
ゲーム「Extension」
ゲーム「Extension」 ゲーム「Extension」

プレー人数:2人
プレー時間:3分〜15分
戦略度:★★★★★★★=7


【ボード】
六角形スペースの45マスのボード1枚。

【共通駒と持ち駒】
両プレーヤー共通使用の六角形スペースタイル40個。 持ち駒各20個。

【初期配置】
中心の9マスに六角形スペースタイル9個を初期配置します。

【手番に出来ること】
適当な方法で先手後手を決め交互に手番を行います。
手番では、最初に六角形のスペースタイル1個を既にボード状に置かれているスペースタイルに接するように配置します。
次にその時接する辺の数の規定に従って自駒をボードに配置または移動させます。
接する辺が1辺の時はボード上の任意の自駒1個を1スペース任意の空きスペース方向に動かします。
接する辺が2辺の時は持ち駒を1個、
3辺の時は2個
4辺の時は3個
5辺の時は4個
6辺の時は5個
を空きスペースタイルの上に配置します。
注意!:駒を動かす合法手が無いので、両プレーヤーとも最初の1手目は、接する辺が1辺の場所にスペースタイルを配置できません。

【禁止事項】
手番の時に配置したスペースタイルに駒を移動したり置くことはできません。
2個以上の持ち駒を配置する場合は配置する駒が隣接してはいけません。
パスは出来ません。
合法手が無い場合は負けとなります。

【勝利条件】
手番終了時に直線方向1列に連続して自駒のみで4個、または自駒敵駒合わせて5個並べば勝ちです。
6個並ぶと負けとなります。
また手番で合法手が無くても負けとなります。



商品情報

Fuer(Extension) 3000円

材 質 ボード:輸入タイル、駒:タイル、 箱:クラフト紙
サイズ ボード:150×150×8mm、スペース駒:22mm六角形・14mmフラワータイル、箱:165×165×25mm
総重量(箱含む) 500g
価 格 3,000円+税


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