新作ゲーム『NEW』 2006.10.1

King's Valley(王家の谷をめぐる戦い)

キングスバレー(開発名:ef『エフ』)


2006年秋、久しぶりに新作ゲームに取り組みました。 タイルカタログを見ていると面白い形状のタイルを見つけたのが発端です。 とりあえず買ってみましたが、アクセサリーにするには少し無骨でした。 眺めているとピラミッドと円墳のように見えてきたので、王墓建設を競うゲームを思い付きました。 駒の動かし方を工夫してシンプルで簡単なゲームにしました。

プレー人数:2人
プレー時間:3分〜10分
戦略度:★★★★=4


【持ち駒】
各々が4つの家臣駒と1つの王様駒(ピラミッド王と円墳王)を持ちます。

【勝敗】
早く王様駒を中央のKing's Valleyのタイルに到達させた方が勝ちとなります。

【プレーの仕方】
最初に盤面上のお互いのラインに駒を並べます。王様駒はラインの中央に置き、先手、後手を決めます。ゲームは交互に1手づつ行い、駒を動かします。
先手の第1手目は必ず家臣駒を動かさなくてはいけません。以後は動かす駒の制約はありません。
駒は前後左右斜めのどの方向にも動かすことが出来ます。ただし動かした駒は連続するタイルの終点まで移動させなくてはなりません。途中で止まることはできません。タイルの途中に駒が有る場合はその手前でとまります。
中央のタイル「King's Valley」には王様駒しか入ることができません。もし家臣駒を動かして中央のタイル「King's Valley」に入ってしまう時は、家臣駒をその方向に動かすことができません。
早く王様駒を中央のタイル「King's Valley」に到達させた方が勝ちとなります。


2010年12月12日 「王の奪還」初期配置をルールに追加しました。
ゲームコンセプト:敵陣に捕らわれの身となった王様を奪還してキングスバレーに連れ戻す。

2010年秋にスタンダードルールの初期配置がAIによって完全解析されたのう受けて、新たな初期配置を加えました。 お互いの王様が相手の陣地中央からゲームが始ります。 ルールはスタンダード初期配置とまったくおなじです。たったこれだけの違いですが、戦略は数百%以上難しくなっています。 この初期配置の追加により、このゲームがストラテジーゲームとして完成したといえます。

プレー人数:2人
プレー時間:5分〜15分
戦略度:★★★★★★=6

アブストラクトゲーム博物館のより高速になったAI対戦プレビューで遊べます。
「王の奪還」: Retrieve the King


動画でルールを解説しています。You Tube です。


King's ValleyのI-Phoneアプリケーションが発売されました。
YouTubeでプレー画像が紹介されています。



商品情報


キングスバレー Standard 3000円

材 質 ボード:日本製タイル、駒:タイル、 箱:クラフト紙
サイズ ボード:148×148×7mm、駒:20mm-丸・デザイン駒 箱:165×165×25mm
総重量(箱含む) 382g
価 格 3,000円+税

キングスバレー Large 5000円

材 質 ボード:スペイン製タイル、駒:タイル、 箱:クラフト紙
サイズ ボード:200×200×8mm、駒:26mm-丸・デザイン駒、箱:215×215×30mm
総重量(箱含む) 832g
価 格 5,000円+税


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