デザインSHOGI(将棋)から生まれた新作ゲーム
「Le SHOGI」(ル・ショウギ)
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「Le」は「Limited edition」の略です。仏語では将棋のことを「le Shogi」と言うようです。
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2009年に「ル・将棋」を作ってからもう2年が経ちました。
最初このゲームの目的は外国人や初心者が簡単に将棋を覚えるためのミニ将棋ゲームを作ることでした。
なので将棋の駒8種類全てを1駒ずつ使い初期配置を決めて、「取って使って駒が成る」将棋の醍醐味を気軽に
体験出来る4×6=24マスのコンパクトな盤面にしました。
その後2010年にはよりコンパクトな宝物駒(王将、金将、銀将、桂馬、香車)5個でプレーする宝物将棋(15マス)を、
2011年今年には8個全種類(プラス角行、飛車、歩兵)の駒を使う軍将棋(23マス)を考案しました。
将棋導入のミニ将棋としてはこの2つで充分となりました。
そのような状況になったので今回、「ル・将棋」を
世界に通用する本格ボードゲーム 「Le SHOGI」
としてグレードアップすることにしました。
改善点は初期配置のルール変更です。3段階の難易度でプレーを楽しめます
1:「スタンダード」=今までの初期配置でのプレーです。
2:「エキスパート」=オーナープレーヤーが初期配置を自由に決定するプレーです。
3:「プロフェッショナル」=お互いのプレーヤーが1駒ずつ配置して初期配置を作るプレーです。
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「スタンダード」
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左の写真が初期配置です。適当な方法で先手後手を決めて交互にプレーをします。
初めての人にはこれで充分遊べるます。
ただし初期配置に関しては多数の方々から色々な意見をいただいています。
特にプロ棋士の方には駒並びに違和感があるようです。
読者の皆さんで先手後手ともに公平(に近い)で理想的な配置を思いついたら教えてください。
検討の結果、新たな初期配置に決定した場合は、この「Le SHOGI」タイルボードをプレゼントいたします。
この初期配置は二代目です。2009年12月に改定しました。初代の金将と桂馬の場所を入れ替えました。
一番最初の初期配置はこちらです。
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「エキスパート」
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適当な方法でホストとゲストを決めます。
ホストが初期配置を決定する権限を持っています。
自分の好きなように8種類の駒を自陣手前2列に並べます。
ゲストはホストが決定した配置を180度反転させた配置で自陣に駒を並べます。
プレーの先手は必ずゲストから始めます。ルールはスタンダードと同じです。
盤面配置の組み合わせは8の階乗/2=20,160通りあります。
ホストはプレー後手になってしまうので、後手有利の初期配置を考えなくてはなりません。
かなり難しいです。
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「プロフェッショナル」
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適当な方法でホストとゲストを決めます。
最初はボードには駒は配置されていません。ホストから1個ずつゲストと交互に駒を好きなように自陣に配置します。
8種類の駒を全て自陣に並べ終えたらプレーがスタートします。
プレーの先手は必ずゲストから始めます。ルールはスタンダードと同じです。
盤面配置の組み合わせは8の階乗×8の階乗/2=8億1285万1200通りあります。
実はこのルールでは配置1駒目からすでにゲームが始まっていると言えます。
かなり難しいです。
ここまで来ると将棋の概念から飛びぬけた新しいボードゲームになっています。
こんな小さな盤面で奥深い知的な遊びが楽しめます。
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基本ルール:
ルールは将棋とほとんで一緒です。
勝敗は王/玉を取るか、王/玉が相手の陣地一段目マスに到達すると勝ちになります。
成るのは相手陣地の2段です。将棋と同様に成っても成らなくてもOKです。成れる駒も成るタイミングも将棋と同じです。成った駒の動きも同様です。
将棋との違いは将棋ルールには無い王/玉が相手の陣地に到達して勝つ地点を相手の陣地一段目としました。
将棋の禁じ手を全て取り除きました。二歩、打ち歩詰めもOKです。どの駒をどこに打ってもOKです。
歩や桂馬は場所に寄り動けなくなることもありますが、それも戦略のうちとします。
基本的には禁じ手はありません。
千日手の規定はしていませんが、もし必要であれば、同一配置が3度出現した時点でゲームオーバー。勝敗は引き分けとします。
駒のデザインは下記イメージを参考にしてください。
左から「歩兵」「香車」「桂馬」「銀将」「金将」「角行」「飛車」「王/玉将」、下は成り。
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駒の名前と動きに慣れてきたら、木の将棋駒を使ってみてください。
今まで敬遠がちだった将棋がグッと身近なものになっていることを実感できます。
何を隠そう、私はこのゲームで将棋のプレーの仕方を覚えました。
今では木の駒でプレーができるようになりました。(苦笑)
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